【Jam's コラム】

studio Gran'JAM [What's NEW].


さてさて前回、前々回に続いて
ゲストは豊島先生です。

豊島先生は、
Steive Lukatherをこよなく愛する、
北の地で大活躍中のロックギタリストであります。
また同時に、教職の立場にあることを悪用し、
道徳の授業で「Eric Clapton」を取り上げ、
生徒達に人生を語ってしまうという、
とってもおちゃめでファンキーな中学狂師・・いやいや、
中学教師でなのであります。

今回は、そんな彼とD.Cとの

BluesとEricClaptonについての雑談 vol.V

最終回をお送りします。

これを読んで異論反論オブジェクションのある方は
どうぞ遠慮なくメールくださいね。


BluesとEricClaptonについての雑談 vol.T

BluesとEricClaptonについての雑談 vol.U


Eric Clapton から学べること

豊島:

話はそれるけど、このフロムザクレイドル時代のlive見た?
drumsがねえ、SteiveGaddなんだよね。
先週出たチャリティーライブのビデオでもGaddがたたいてるけど、もう神がかってる。
ECよりすごいぞ!


D.C:

Gaddのドラムソロだけテープに残してあとはつまんないので消してしまいました。


豊島:

気のせいかも知れないけど、最近のEC、
Gaddに似てきたなあ...。


D.C:

はは。。。
こないだの日本公演もGADDだったでしょ。
それは、なんていったかな。
MacusMiller、SteiveGadd、DavidSamborn、JoeSampleなんかと一緒にやっていた覆面バンドに繋がるんだよね。MONTReUXにでていたの見ました?
凄いから・・EC以外は。ECはちょっと浮いてタネ。
ECだけやっぱり企画って感じだったよね。

豊島:

Legendsでしょ。
確かにEC浮いてるよね。
見ていて、そわそわする感じ。


D.C:

そうそうLegend。
でもECが入って、はじめて意味のある企画ではあったんだけどね。


豊島:

ボクのECのお気に入りは、
ボブディラン、活動30周年かなんかでのplay。
柳生なら見てるでしょうきっと。
「くよくよするなよ」とかいうディランの曲をやっているんだけど、素直にかっこいい!
バックはスティーブクロッパーとかダックダンとか...、
ドラムはたぶんジムケルトナーです。


D.C:

Blues Brothers Bandじゃんか!いえー。
でもBobDylanってよく判らないんだ。


豊島:

Dylanのビデオでバックをやっている
ダックダン、クロッパーは
もちろんBlues Brothers Bandのメンバーですが、
昔有名だった、ブッカーTとかと一緒のリズム隊のメンバーです。
一番有名なのは、オーティスレディング。あのジミヘンと
コンビレーションで出てるモンタレーライブってあるでしょ?あのときのバックバンドがそのまま。

D.C:

もちろん持っています。へぇーそうなんだ。



豊島:

ダックダンはその後、Clapton Bandにも参加してますよ。
Blues Brothersっていえば、新しいやつまだ見てないんだよなあ。
ECも出てるんだよね確か。

D.C:

「Blues Brothers 2000」でしょ。
ある意味では最高。ある意味では最悪。
最悪の意味は、ジョン・ベルーシがいないってこと。なんでいないのに映画作るんだって。この映画が良ければ良い程かえって彼を失った悲しみが大きくなるよね。
最高ってことは、それ以外の全て。
ラストのGIGでBBキングが
「Jamるか?」っていうと
ECが
「WhyNot?」
って言うんだよ。カッコいーーー。

絶対見るべきだよ。
っつーか、LDでもDVDでも買うだね。


豊島:

結論(にはならないけど)を言うと、ECは、自分に正直に、Bluesを心の支えとしてここまで来たと言うことでいかがでしょう。


D.C:

オレはEC本人じゃないし、親しくもないから断言できないけど、それは違うと思うよ。

Bluesじゃなくて、BluesやRock、音楽を通した友人達によって支えられて来たんでしょ。結局、人が生きていくには人が最も重要なんだよ。あたりまえすぎか?


豊島:

ECは、Bluesに身を置いても、Bluesという音楽を守り・伝えていくことが使命だとは感じていないのだと。
とか言いながら、彼の弾くギターはバックが何であろうと、
ペンタトニックだったりするから、
その辺のギャップもおもしろいところです。


D.C:

ECが、餓鬼を失ったりして、最悪だった頃には、Bluesというか、音楽というか、音楽ビジネスというか、それらのものに対する信頼感なんて、なかったんじゃないかな。信じていたBluesやRockがビジネスとして扱われることに失望してドラッグにもはまっていったみたいだし。結果的にECを救ったのは音楽じゃなくて、音楽を通した友人だったんでしょ。ジョージハリソンとか。


豊島:

彼を救ったのは確かに友人。
ピートタウンゼントやジョージハリスンなんか。
(逆に、薬の世界に入っていった理由の1つが、ジョージの奥さんパティへの思いだっていうんだから、複雑...。)
でもその背景には音楽がない?
そして、精神的な意味でその裏にBluesはない?

実は今回の道徳の授業ポイントはそこなんだ。
ECから学べること。
自分の支えとなる物を見つけられたと言うこと。
それは何か。Bluesなんだと言うこと。
ちょっと生徒には難しい...だけじゃなく、同僚なんかにも首をひねられる始末。

音楽だけじゃないけど、
ビジネスっていうものに関連したところで、
そのものが持つ純粋な物って、うすれちゃうんだね。
どこかで妥協する。
その辺がおもしろい。


D.C:

でもビジネスというものに飲み込まれても、薄れない人達だっているでしょ。
BBキングは今だに上手くなり続けているし、ビジネスライクになる事でブルースとして無くしたものはない(ように思う)。SteivieRayBoughnは死ぬまで、ロックであり、ブルースであ理続けたじゃない。


豊島:

レイボーンに関しては、あまり好きじゃないのもあって・・・・・


D.C:

ちょっと待ってよーー!!!!!
それは、おれとの間にはもうぜったい超えられない壁があるってことじゃないか?
ちゃんとに聞いてみろーーー。。。
カッテイングもビブラートもチョーキングも、他にいないぐらい凄いから。ほんとイーーから。ちゃんと聞いてみてよ。それがわからないんじゃ、おれのはなしもわからんよ。


豊島:

でもレイボーンは、確かにBluesそのままの生き方・音楽だよね。
知ってる?クラプトンとジョイントliveした帰りのヘリが
墜落してレイボーンは死んじゃったんだよ。
間違えば、ECもJeffBeckも同乗してたかも知れないという...。


D.C:

知らねぇーわきゃにゃーでしょ。
悔しい話だよね。

オレが関心があるのはさ。
ECは、世間的にいうとBluesギタリストってことになってるじゃん。
だから彼がそうだという事に関しては世間的にはNO議論なわけですよ。そりゃそう
いうことになってるじゃん。で、終わり。でしょ。
そこで、彼は本当の意味でのBluesじゃないンじゃないの?って観点から議論を
したらおもしろいでしょ。


豊島:

その視点に立つと、ECはある意味、本物のBluesミュージシャンではないかもしれない。

・・・って、またこれで終わりかー!
って怒られそうだけど。

確かに・・・

「何かBluesのいいCDありますか?」
「それならEricClaptonが良いです」
「あどうも」
「いやいや、礼には及びません。それよりECのBluesは本物ですから。」

という会話があれば確かに?????????だよね。

D.C:

そうそう。わかってねぇーじゃん・・ってカンジだよね。


豊島:

うん、でも、ECの体の中にはBluesが染みついている。

それは音楽としてのBluesでも、
生活としてのBluesでも何でもいいんだけど、
彼の生き方そのものがBluesなんだと思う。

Bluesを崇高な物と見るのではなく、
精神的な物という捉え方をすることで、
ECの生き方はBluesだと言えない?

ECはBluesに幻滅はしていなかったと思う。
彼を薬に走らせた理由は、Bluesへの幻滅ではなく、
(柳生の書いた言葉で言えば、信頼?)
自分の置かれた場所への幻滅、それに彼自身の弱さなんじゃないのかなあ。
それからもっと直接的なきっかけは、そのころの流行だったからっていう、単純な物だと思う。

話が違うのかも知れないけど、例のblackyって、
麻薬でこもっていた時期にパーツを組み上げたんだよね。
時期的にはそうなる。
ってくらいだから、こもっていたときにも
ギターは手放さなかったし、実際、リハビリの時も
アコースティックをひき続けていたらしいしね。

でも、特に洋楽好きはそうだけど、サウンド志向だよね。
歌詞なんかどうでもいい場合が多い。
カーテンの柄選びに理屈を並べないのと一緒で、
音楽も好き嫌いだモン。
これはよい!のうらに、根拠なんかなくてもいいもんね。

ただ、改めて調べてみたりすると、
音楽ってやっぱりおもしろい。
昔はやった渋谷陽一の評論なんて、
その辺まで含めて書いちゃうし、
間違えばその音楽を隠し味にして、地を出してるから。

ところでECの音楽で、
純粋にBluesっていってるのはどの辺だろう?
Creamなんかも危ないですよね。
(おお。柳生はrock!と言っている!)

Blues Breakersまで遡らなきゃいけませんね。

ちなみにボクが一番影響を受けたのは、
デレク&ザ・ドミノスです。

高校時代、結構ききまくってた。
落ち込んだときなんて、結構助けてもらったんだよなあ。
そういう意味では、ボクにとってのBluesは、あのレコードかも知れない。

D.C:

それは、Bluesじゃないじゃんか。


豊島:

はは・・・。

確かに、デレク&ドミノスは確かにBluesの色は少ないかも知れない。

最初の会話に戻って

「何かBluesのいいCDありますか?」
「それならデレク&ドミノスが良いです」
「あどうも」
「いやいや、礼には及びません。それよりこのCDでのBluesは....。」

はやっぱりおかしいかもね。

でも高校時代、Bluesを知ったときって、
いわゆる12小節の音楽だと思ってたし、

「ギターでアドリブっていうのができる」

っていうところに魅力を感じていたころ、
このレコードに接してたから、
Have you ever loved a womanか何かに合わせて、
一生懸命弾いてたなあ...。

で、落ち込んだりしてたときは、結構このレコード聴いて、
「バーカ!深刻になるんじゃねーよ!」
ってなぐさめてもらってた。

ジャケットの内の写真も、みんな楽しそうだしね。
でもそのころはLaylaの歌詞の意味さえ知らなかったもんなあ。


D.C:

えーー。どういう歌詞なの?
こんど調べておく。


豊島:

ま、そんな意味からいくと、Claptonの音楽って
それほどBluesじゃないのかも知れないけど、
どんな形態をとっても、やっぱりクラプトン自身が、
Bluesをよりどころにしているってことは否定できないと思うんだけど。


D.C:

随分妥協してきたね。


豊島:

ECに似たような人?で、JeffBeck(以下Beck)っているけど。


D.C:

初代の3大ギタリストってやつッスか?


豊島:

あの人、今でもすごいね。

ライブ行った?


D.C:

そこなんだよね!おれがこだわっているのはさー。
あのライブで凄かったのは、
BeckはWiredやBlowByBlow時代の絶頂期のBeckでありつつ、さらにそれ以上の存在でいるってこと。
Beck自信の音楽をやろうとしていて、
もう完璧にオリジナルだった。
ギタープレイも新しい発見もあったし、
リアルだったんだよ。
懐かしくて、かつリアルだったんだよね。


豊島:

年末にBSで放送されたでしょ?日本公演。
その後のJeffBeckも続けてみたけど、
確かにBeckの方が神がかっている!すごい!
ギター聴いてゾクゾクするって意味では、ECなんかと一緒に話したくないくらい。超合金のイメージとか、感情移入しないギターとか言われるし、確かにそういう側面も強いけど、やっぱりギターが語る人だよね。

こうやって、メールのやりとりをしているウチに、
だんだんECのギターってどうでもいい感じになってきてたんだけどね、改めてライブを見てね。やっぱり、ECのギターってやっぱり深い!って思ったな。

おかしかったのは最後の方のインタビュー。
自分のことを、
「ギター伴奏付き原始的ネオソウルシンガー」
だって・・・。

結局、彼は、音楽の世界の重鎮になってしまって、
指一本ですべてが動いちゃうような立場でしょ?
音楽にかけるひたむきさっていうのは、ないのかも知れない。
でも、どんな道であれここまでたどり着いて、
自分のやりたいことをやって、
そこでたどり着いたところが、
ブルース・ギタリストとしてのものではなく、
いちミュージシャンとしての、
存在なのではないだろうか?

D.C:

さっき、レイラを聞きたきゃ昔のアルバムを聞けばイイっていったけど、こノBeckのライブでは、BlueWindって曲を演ったでしょ。
バンドもキーボードレスで、変わりにギターシンセを使って、ヤンハマーのフレーズやったりしていたのね。
・・って言われると聞きたいと思うでしょ?昔のアルバムじゃなくて今のライブを。

つまり、昔のテイクを聞くということとまた違った意味合いがあるじゃないですか。単なる懐古主義じゃなくてね。

やっぱり、そういうチャレンジ性があって、初めて偉大なるアーティストとしての姿がそこにはあるじゃない。

同じように、JimmyPageやRichieBlackmoreも、なんか新しいことやろうとする姿勢があるじゃない?どんなんなるんやろ・・って。それが聞きたいじゃないですか?
そういうリッチーがこの10年後くらいでちょっと太ったりして、まるくなって、それでSmokeOnTheWaterなんかをどうやるのかとか興味あるじゃない?
ECのロックトリオ聞きたいってのはそういこと。どうやるかってこと。

ECは最近のバンドでレイラやっても、聞きたいか?
いつもといっしょじゃん。
アルバムのテイク以上のものができないじゃない。

・・あっアンプラグドはいかったね・・。
あれはなんかぞくっときた。

最近のECのアルバムもライブも詰らんのさ。
聞く気になれん・・・
ーーっつうかTVやるとみちゃうけど、録画する気にならないってかんじかな。

ECの話しまとめちゃうと。。。。

1.ECって人はもともと世界最高のブルースロック・ギタリストで、世界最高のロックトリオのフロントマンだった。

2.ブルース(やレゲエだって)を世界に広めた大功労者である。

3.ベースにブルースをもつグラミー受賞ミュージシャンとして現在も活躍中である。

4.もうロックはやるきがない

・・・・もういいかなECの話は。おつかれさま


豊島:

EC話、まとめちゃいましたね。
もういいことにするか........。
結局は、同じこと言ってるような気がするし。
長くなったけど、こういう話しているとアキないね。


D.C:

まだまだやれるって?朝まで飲もうってノリだね。

あんまり熱かったのでついこっちも熱くなりすぎたよ。
もったいねーな、この文章。本にでもしますか。


豊島:

最後に質問。
柳生がギターを始めた頃のアイドルって誰?


D.C:

おれがギターを始めたのは、高1のとき。
Jimmy Page,Jeff Beck,Paul Stanley,Santana・・
Charさんの闘牛士のカッテイングも弾いてた。
もちろんRiche Blackmore。
最初の壁はハイウェイスター、次の壁はチャイルドインタイム。
あれ?Eric Claptonは入っていないね。レイラのリフ以外はコピーした記憶がないよ。


豊島:

ボクは、リッチーです。


D.C:

似たようなもんだね。

(おわり)


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